生成AIを提供している「Chat GPT」に関する話題を目にすることが多くなりました。Chat GPTがなんであるかは、検索でいろいろ出てきたり話題として既に知っている方が多いので割愛します。
ただしこのChat GPTの利用について毎月20$(約3,000円:2025年2月7日当時の為替レートによる)がサブスクリプションで最低限必要であると思っている方多く、「年間36,000円の出費はちょっとなぁ……」と二の足を踏む方が多いのも耳にします。気持ちはわかります。道に落ちている金額ではないですからね。
ただ私は、ChatGPT-4oを有料で使っていますが、月額いくらの固定料金ではなく、「API版」を1トークン幾らの従量課金制で利用しています。この従量課金制は、月額幾らまで使って良いかという「上限額」を設定できるようになっており、加えて「もう○○$使ったよ」という警告メールを送る機能もあり、生成AIの使い方やその頻度が「月額20$固定」に見合わないと感じる人にも良い方式だとおもいます。
macOS版テキストエディタ「Jedit Ω」が従量課金制に対応
Macの日本語圏ソフトウェアでは老舗中の老舗で歴史も長い、「アートマン21」が提供する有償のテキストエディタ Jedit Ω に Chat GPT API 連携機能があります。このアプリが1トークン幾らの従量課金制に対応しており、画像生成やグラフの表示といった画像を使用しないのであれば、固定月額制よりも出費を減らして利用する事が可能です。

上記は弊サークルの同人誌「福岡・東京パフェ紀行」の原稿を一部流用したものです。文章の結末を、私とは違う目線でのアイデアをひとつ、ChatGPTに案を提示してもらいました。
Jedit Ω の「設定→ChatGPT」での設定画面がこちらです。

この欄で、API_KEYを入力するだけですぐ使えますので便利です。
従量課金の ChatGPT API で使うAPI_KEYを取得する方法
アプリの設定画面や、Jedit公式サイトで設定方法は公開されていますが、下記でも紹介します。
1:ChatGPTのアカウントを作成する(アカウントをお持ちの方は、2:へ進んでください)
まず、OpenAI社のこのページにアクセスします。
右上の「Sign up」をクリックします。
この後はメールアドレスの登録とパスワードの入力などを設定しますが、日本語で案内されますので、割愛します。
2:ログインします。

メールアドレスを入力し、次の画面でパスワードを入力します。
パスワードを入力すると、登録したメールアドレスに、6桁の数字コードが送られてきます。(下図)

この数字を、OpenAIのログイン画面で入力します。

3:クレジットカードを登録します
ログインできたら、支払い用のクレジットカードを登録します。
右上の歯車①をクリックし、②〜④の通りにクリックします。
クレジットカードの登録と、住所を入力して、「Add payment method」をクリックします。

カード情報に誤りがなければ、下の画面が表示されます。
次に、左のメニュー化から「API keys」をクリックし、「Create new secret Key」をクリックします。
これでAPIキー(Secret Key)が生成されますので、それを Jedit Ω の設定→ChatGPT で入力します。

Jedit Ω の「ツール」→「ChatGPTを開く」で専用ウィンドウをだして、便利にお使いください。
4:利用料金の上限を設定する
さて、これまでの設定ですと、使い続けていると 120$(約18,000円:2025年2月7日時点)まで料金が請求されます。支払う料金の上限値を必ず設定しておきましょう。
左の「Limits」メニューを押して、「Enable Budget Limit」 に料金の上限額を、「Set a Budget Alert」に、料金警告メールの金額を入力して、最後に「Save」をクリックします。
上記の画像では、「20$までは支払う。そして15$を超過したらメールで教えて」と設定しています。
これがキモですので、従量課金制の方は必ず登録しておきましょう。
※弊サークルでは、上記の方法で手続きしたにもかかわらず課金額が超えたなどの、あらゆる障害についていかなる補償もしません。あらかじめご了承下さい。
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