赤外線写真は、可視光のわずかな「赤」と、「近赤外線」を撮影します。その為、デジタルカメラで普通に撮影すると、写真は真っ赤になってしまいます。赤に近い波長の光線ばかり受光するためです。
ただ、この写真の通り、本来は緑色で周囲よりも「暗い色・緑」である樹木の葉が、スノー効果でかなり白くなっています。葉緑素が赤外線を多く反射するため、デジタルカメラは、葉を「赤外線的に明るい色だ」と捉えているのです。
全体が赤い写真だといまいちなので、デジタルカメラのホワイトバランスを調整します。
デジタルカメラによっては、ホワイトバランスを手動で調整する機能があります。いわゆる「マニュアルモード ホワイトバランス」や「ホワイトバランス・セットモード」といった機能です。エントリーモデルのデジタルカメラでも意外と多くの機種にこの機能がついています。
カメラのレンズを光源(この場合は太陽)のもとで白い紙にむけて、ホワイトバランスを調整します。白い紙ではなく、大きめの樹木の葉を使っても良い効果が生まれます。
ホワイトバランスを手動で調整すると、次の写真のようになります。
この写真では、白い紙(コピー用紙)を使って、ホワイトバランスを調整しました。
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