クルト・ヘルツシュタルク氏
インタビュー
1970年代まで生産され続けた計算機は、ナチスの収容所で生まれた!
煙草の箱を置いてくれた。この時は全てが終わったなと覚悟した。それは、絶対に犯してはならない禁止事項だったからだ。
この同人誌は、サークル「ピッチブレンド」が発行したものです(東内は装丁で参加しました)。
電気をつかわず歯車などの機構だけで、四則計算のみならず、ルート計算をも行える「クルタ計算機」。これまで日本語訳されていなかったクルト・ヘルツシュタルクへのインタビュー全文を、4年がかりで翻訳しました。
開発者の素顔とは? 「クルタ計算機」の名前の由来は? なぜオーストリア出身のユダヤ人が、小国リヒテンシュタインで製造したのか? いくらで販売されていたのか? どうしてナチスの強制収容所で生まれたのか? 当時のヨーロッパ情勢を別の視点から眺められる、数奇な「計算機の運命」がいよいよ日本語で公開です。
インタビューの他に、クルタ計算機の概要を図解するページや、計算機まわりの年表を追加した貴重な資料になりました。
- クルタ計算機開発の様々なエピソード
- ヨーロッパ計算機ビジネスの実情
- ナチスのブーフェンバルト強制収容所における、囚人・ドイツ人との微妙な関係
- 晩年のクルト・ヘルツシュタルク氏(設計者)にインタビューした内容、日本語訳全文
- クルト・ヘルツシュタルク氏に関する年表
おもに同人誌即売会で頒布しております。イベントに足を運べない方は、お問い合わせフォームから通販についてお訊ね下さい。また、発行元のピッチブレンドでも通販を受け付けています。
取扱内容
クルタ計算機、使用方法、四則演算、Your CURTA calculator
- 著者:アーウィン・トーマッシュ(ミネソタ大学)
- 翻訳:gotcha
- 発行:ピッチブレンド
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